手術してから一年がたつ。
膝はいまだにまっすぐ伸びない。
色々と悩んだけれど、子供達の夏休みを利用して、
思い切って山形に行くことにした。
北海道からなんでわざわざ山形?!と周りからも驚かれているが、以前から
ブログを通じてお世話になっているトレーナーのひめパパさんの所へ行こうと思う。
半月板で手術して、すぐに復帰できると思っていたのに、
思いもよらずリハビリ生活をすることになってしまった。
手術した病院が地元ではなかったから、リハビリや診察で地元の病院にも
通ったけれど、すんなり行かず苦労した。
普通なら、リハビリなんていらないらしいし、
医者からは、今までこういうことはなかった、とか、
なんで(膝が)伸びないのかもわからない、とか言われたこともあったし、
地元の日赤の先生からは、こんなもんじゃないの?とか
10代ならこうはならない、とか、日常生活で何が困る?とか、
さんざんなこと言われたけど、 他に病院もないから仕方なく通ってた。
リハビリも、日赤の先生は、そもそもいらないと思ってるからか、
なんかリハビリの指示も適当な感じで、
はっきり言って、リハビリ内容も満足いくものではなかった。
でも、膝はいまだにまっすぐ伸びないし、
どうして伸びないのかも、セカンドオピニオンで札幌まで行った。
北大の先生の説明はわかりやすかったし説得力はあったけれど、
結局は、まれにそういうこともある、って言われても、
納得したつもりだったけれど、すっきりはしない。
北大の先生からはリハビリを続ければ伸びるって言われたけれど、
地元の病院ではもうリハビリはいらない、って言われたり、
何がまだ不満なの?みたいなことを言われたり、
自分はどうしたいの?まで言われた。
ちゃんと治って運動できるようになりたいに決まってる。
地元の病院では、こんなもんじゃないの?って相手にしてくれないし、
診察に行ってもリハビリに行っても、これで治るっていう実感は持てなかった。
だから、ものすごくネットで色々と調べた。
そんな時に見つけたのが、トレーナーさんのブログ。
ブログを読んで、何気なくコメントを入れたら、
わざわざ私のブログも全部読んでくれて、
アドバイスとともに、トレーニングメニューまで作ってくれた。
その後も、色々と教えてくれたり、 アドバイスしてくれたりしている。
5月までは、そのトレーニングメニューを頑張って続けていたけれど、
診察に行った時に、前より悪くなってると言われて、
かなりショックで凹んでしまい、
なんかやる気もなくなって、トレーニングもサボり気味だった。
ずっとリハビリを手伝ってくれていたダンナからも色々と言われ、 一緒にトレーニングできない日も続いて、 すっかりトレーニングも停滞してしまっていた。
最近は、膝よりも他の部分が痛いこともあり、
それに対するストレッチやトレーニングのメニューを
またトレーナーさんが教えてくれたので、
筋トレは全然やってないけど、ストレッチやマッサージだけやっている。
何しろ、トレーニングをきちんとこなそうと思ったら、 めちゃめちゃ時間がかかる。
だから、ダンナも疲れてきていて、筋トレは昼間やるようにして、
夜はマッサージとかだけにしたら?と言われたのもあって、
すっかりそんな感じになってしまっていた。
でも、昼間は何かと忙しいのもあるし、やる気がイマイチなのもあって、
全然、筋トレはやってない。
ここのところ、試合に向けてミニバレーの練習もびっしりやっていて、
疲れていることもあり、筋トレよりもケアに時間をかけた方が良いと思い、
アイシングやストレッチは欠かさずやるようにしていた。
夜はそれに加えて、ダンナに協力してもらって、パテラモビライゼーション、
脂肪体の圧迫マッサージ、膝裏のマッサージ、
大腿部外側と臀部外側のマッサージはするようにしている。
見た目的には、ほとんど普通と変わらないし、 歩いたりも一応、普通にできる。
ミニバレーも一応、できるようになった。
日赤の先生には、以前、
「もう社会復帰しても良いんじゃない?」とか
「障害が残るほどじゃないと思うよ」とか
「年配の人で30度くらい曲がっていても歩いてるよ
(5度や10度、曲がってたって問題ないでしょ?)」とか言われたけれど、
確かに日常生活にはとりあえず支障はない。
こんなもんで良いんじゃないの?と言われれば、
自分でも、そういう気持ちもちょっとあるけれど、
でも、そもそもが普通はこうはならないのになってしまったことに対しての不満も
あるし、 納得しろと言われても、やっぱり納得いかない。
本当はもう、半分あきらめていた。
でも、頑張れば光が見えるってトレーナーさんが教えてくれたし、
希望があるならやれるとこまで頑張ってみようかなと思う。
でも、やっぱり筋トレなんてつらいし、モチベーションも下がってくる。
そんな自分に喝を入れるためと、より効果的なトレーニングができるように、
実際にトレーナーさんに見てもらって指示してもらいたかった。
それで、思い切って山形に行くことにした。
前から、いつか行きたいという思いはあった。
でも、簡単には行けないし、勝手に行くこともできないから、
ダンナに相談するのが一番、苦労した。
山形行きのことをなかなか話せなかったし、 お願いするのもすごく勇気がいった。
案の定、はじめは納得いかなかったと思うが、
最終的には理解してくれて、許可してくれたから、
ダンナにはすごく感謝している。
普通に考えたら、わざわざ山形まで、 しかも顔も知らない人を頼って行くなんて、
理解できないかもしれない。
それは当然の考えだと思う。
でも、ずっと一緒にリハビリを頑張ってきたダンナだから、許してくれたんだと思う。
本当にずっと支えてくれているダンナには感謝しきれないくらい感謝してるし、
心からありがとうと言いたい。
手術してから今日で一年。
手術する前は、1~2ヶ月でスポーツ復帰もできると言われていたのに、
そうじゃない状況になって、伸びない理由もわからないと言われたり、
亜全摘しかないと言われたり、セカンドオピニオンでは、
一年頑張れば治ると言われたりもした。
途中、気持ちが疲れちゃって、もういいや、って思ったりもしたけれど、
やっぱりこのままの状態には満足できないし、納得もいかない。
日常生活もできるし、ミニバレーにも復帰できた。
もうそれで十分かもしれないけれど、もうちょっと頑張ってみようと思う。
山形まで行くことによって、またやる気も出て、 希望が持てるのなら、
悪あがきかもしれないけれど、やれるとこまで頑張ってみようと思う。
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